マレーシア不動産の購入の流れ(完成前物件)
完成前物件(プレビルド)を購入する際の流れを以下に説明します
マレーシア不動産投資を検討している方には参考になる内容です。
1. 内覧
マレーシアでプレビルド物件は開発会社から直接購入することになります。
つきまして開発会社が用意したセールスギャラリーに訪問し、模型やモデルルームを見て検討することになります。
2. 物件選定、条件面交渉
希望の物件が見つかりましたら、価格表を見て希望のお部屋を選びます。日本同様に同じ間取りでも高層階にいくにつれて値段が高くなります。人気物件では難しいですが、値引きや特典面で交渉できる場合もあります。
3. LO(購入申込書)に署名、手付金(2-3%)支払い
購入が決まれば、買付依頼書(Letter of Offer)に署名し、デベロッパーの口座に購入金額の2-3%を手付金として支払います。手付金支払い後のキャンセルした場合、ローン特約がない限りは手付没収となります。
※融資を受ける場合はこのタイミングで審査を始めます。
▷マレーシア不動産の融資利用に関して
4. 契約まで
契約書類は開発会社がアポイントした弁護士が作成することになります。
買主の方で指定することは出来ません。
5. 契約書署名
契約書類への署名は現地で弁護士の面前で行うか、各国のマレーシア大使館(日本では東京)
で行う必要があります。買主の署名後に売主が署名します。契約書署名時に物件代金の10%から手付金支払い分(+リベート特典)を差し引いた額を支払います。
6. 各種許可取得(州政府、開発会社等)
契約締結後はアポイントされた弁護士が各種許可の申請を行います。買主が外国人の場合は州政府の許可、物件がマスタータイトルの場合は開発会社の許可、借地権且つ区分所有権が発行されている場合は土地局の許可が必要になってきます。
※州政府の許可は申請から1-3ヶ月、開発会社の許可は2-3週間、土地局の許可は1ヶ月程度で取得できます。
7. 残金の支払い
残金の支払いは一括ではなく、プログレスペイメント(段階支払い)となります。工事の進捗状況に合わせて請求が出ることになります。最初の2年程度で物件価格の20%程度、残りの2年で70%を支払うというような
イメージです。開発会社もしくは仲介業者に詳しいスケジュール表を作成してもらう事が重要となります。
*実際の契約書のスケジュールページ
8. 諸経費の清算
物件の最後の請求が完了した後に以下の諸経費を支払います。
・管理費、修繕積立金の前払い
・火災保険料の日割り清算
・固定資産税、土地税の日割り清算
・電力会社へのデポジット
9. 物件の引き渡し
諸経費の清算が終了次第、鍵の引き渡しとなります。
開発会社のスタッフが物件概要を説明し、鍵類を受領します。
10. 瑕疵検査(ディフェクとチェック)
マレーシアの物件は日本と違い、瑕疵が非常に多くある状態で引き渡しになる場合が多いです。内装工事を入れる前に瑕疵の修繕を行う事が必須となります。
11. 物件の登記
マスタータイトル(所有者が開発会社の物件)の物件を購入した場合は、土地局(Land office)から登記の通知が来た際に別途手続き(MOT)が必要になります。弁護士事務所から連絡が入りますので、弁護士の指示にしたがって手続きします。通常引き渡しから数年かかります。
※登記簿が無くても転売は全く問題なく行う事が可能です
弊社では上記手続きを全て日本語でサポートさせていただいております。英語での取引が不安の方はご相談ください。
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