MM2H(マレーシア マイ セカンド ホーム)


 

「MM2H」マレーシア・マイ・セカンド・ホームに関して

マレーシアに移住する方や移住を検討している方が取得もしくは取得検討をするMM2Hビザに関し、取得条件やメリットを解説します。

1. MM2Hとは

MM2HとはMalaysia My Second Home(マレーシア ・マイ・セカンドホーム)の略でマレーシア政府が推奨している外国人向けの長期ビザとなります。取得すると5~20年間滞在可能(更新可能)となります。年間90日以上のマレーシアでの滞在が必要となりますが、出入国が自由となります。MM2Hは全ての人種・宗教・性別に関係なく、マレーシアと国交のある国のすべての方が申請でき、一定の条件を満たせば取得出来ます。


 

2. マレーシアの魅力

15年連続(2006-2023年)で日本人が住みたい国世界No1に選ばれているマレーシア は抜群の住みやすさがあります。

・物価が日本よりも安い(総じて2/3程度)

・世界有数の親日国家、フレンドリーな国民性

・日本語が通じる病院が多く、医療水準も高い

・東南アジアの中でも有数の治安の良さ

・地震が無く、世界でも有数の天災リスクが低さ

・英語普及率が高い(約90%)

・常夏の気候で夏服だけで1年中過ごせる

・日本から直行便が多くあり、また周辺諸国へのアクセスも良い

・ゴルフ天国のマレーシア 、格安でプレー可能

・マレー料理、中華料理、インド料理などを手軽に楽しめるグルメ大国

・花粉症にならない

・銀行の定期預金が約3%と日本と比べて高金利



 

3. MM2H取得のメリット

①有効期間は最長は20年間あり、更新も可能。
MM2Hは最長20年有効のビザですが、移民局の許可を得て更新することが可能です。配偶者及び35歳未満の未婚の子供でマレーシアで就労していない子供、申請者の両親また申請者の配偶者の両親も付随する形で一緒に取得が可能です。
※ハンディキャップのあるお子様は医師の証明が必要ですが、年齢制限なしで扶養として申請が可能です。
※プラチナの場合のみ、外国人メイドの帯同も可能。


②現地銀行で口座開設可能
マレーシアでは一部例外を除き、一般的にビザを持たない外国人が現地銀行口座を開設する事は非常に難しいです。MM2Hを取得する事により口座を開設し、現地での資産運用も可能となります。銀行の定期預金は3%以上と日本よりもかなり高利回りとなります。

③不動産購入時に住宅ローンを組みやすくなる

マレーシアの不動産を購入するにあたり、外国人もローンを組む事が可能となります。MM2Hを取得する事で審査が通りやすく、ローンの掛け目も上がる傾向があります。

④日本からの年金は非課税
マレーシア国内に年間182日以上滞在(日本の住民票を抜いて海外に転出)すれば日本から送金される年金をマレーシアで非課税で受領出来ます。



 

4. MM2H申請条件 

※1 USD = 155円、RM1=34円で計算

 

ビザタイプ
 
経済特区 シルバー ゴールド プラチナ
有効期間 10年 5年 15年 20年
年齢 21歳以上 25歳以上 25歳以上 25歳以上
資産証明 なし なし なし なし
収入証明 なし なし なし なし
現地銀行での定期預金額 21歳~49歳:
USD 65,000以上
(1,075万円)

50歳以上: 
USD 32,000以上
(496万円)
USD  150,000以上
(2,325万円)
USD 500,000以上
(7,750万円)
USD 1,000,000以上
(1億5,500万円)
不動産購入 価格指定なし ※フォレストシティの物件である必要あり RM 600,000以上
(2,040万円)
RM 1,000,000以上
(3,400万円)
RM 2,000,000以上
(6,800万円)
滞在義務 49歳以下の場合90日以上 49歳以下の場合90日以上 49歳以下の場合90日以上 49歳以下の場合90日以上
就労 不可 不可 不可 可能
プログラム参加費 (主申請者のみ) RM 1,000 RM 1,000 RM 3,000 RM 200,000
手続き費用 (主申請者) RM 5,000 RM 5,000 RM 5,000 RM 5,000
手続き費用 (帯同者) RM 2,500/人 RM 2,500/人 RM 2,500/人 RM 2,500/人
エージェント費用 RM 40,000 RM 40,000 RM 55,000 RM 70,000
ビザ代金  RM 520/年数 *人数 RM 520/年数 *人数 RM 520/年数 *人数 RM 520/年数 *人数
更新手数料 RM 300 RM 1,500 RM3,000 RM 5,000

以前の要件と比較し大きく変わった点は、収入証明がなくなり、代わりに不動産購入が必須となったことです。


ビザ補足
・最長20年間の滞在が可能となりますが、ビザ取得時は最長で5年間の有効期間分が発給される形となります。
またパスポートの残存有効期間が5年未満の場合、一度はその期間に合わせたビザが発給されますが、パスポートの更新後にビザの残存期間分が取得可能です。(許可の下りた期間分)

・家族で取得する場合、どなたかがパスポートを更新した際はその都度ビザの延長手続きが必要となります。(マレーシアでの手続きのみ)



不動産
・ビザ取得後から1年以内に不動産を購入する必要があります。
 ※本ビザ申請以前に購入し保有している不動産がある場合、申請時点での評価額が上記要件を満たしていれば認められます。

・ビザ取得日から10年間は売却不可となります。
 ※所有物件より高い価格の不動産への買い替えは可能です。

 ※複数物件での合算にて要件を満たすことは不可




 

5. MM2H申請の流れ


①政府公認のビザ業者をアポイント

➁必要書類の提出  * 以下に詳細を記載

③申請

④仮承認

⑤移民局へ本申請

⑥マレーシアで手続き
 ・健康診断
 ・銀行口座開設(定期預金の設定)
 ・医療保険加入

⑦ビザ発給

⑧不動産の購入


 

6. 必要書類


1. 履歴書(主申請者)

2. 就労証明書(リタイアしている人は不要)

3. パスポートカラーコピー(申請者全員分)

4. パスポートサイズの写真 5枚(申請者全員分)

5.  無犯罪証明書(21歳以上の申請者)

6. 戸籍謄本(家族で申請する場合)


 

 

7. Q & A


Q1 : 不動産購入は中古、プレビルド共に認められるか?

A : どちらも価格が条件以上であれば認められます。


Q2 : MM2Hシルバーを申し込むとクアラルンプールでRM60万の物件を買えるか?

A : ビザの条件と州の外国人購入規制は別となります。クアラルンプールで購入する場合はRM100万以上の物件しか購入できません。RM60万の物件を購入したい場合、RM60万で購入できる州(ジョホールのメディニやランカウイ島等)で物件購入となります。


Q3 : 定期預金はいつ引き出せるか?

A : 不動産購入・教育費・医療費等に使用した金額は最大50%をビザ取得日から申請が可能となります。(移民局の許可要取得)

※ビザ承認以前に購入していた不動産を申請する場合、定期の引き出しは不可となります


Q4 : 申請者の家族の帯同は可能ですか?

A : 配偶者、子供、申請者の両親も取得可能です。
※子供は35歳未満で未婚かつマレーシアで就労していていない事が条件です。


Q5 : 滞在日数のカウント方法は?

A : 1月1日から12月31日の間で90日以上一緒にビザを取得した帯同者との合算が可能
※主申請者が50歳以上の場合は滞在義務なし


Q6 : 不動産購入はいつの時点で認められるのか(10年間カウントのスタート)?

A : 売買契約書の印紙日が起算になります。



Q7 : カテゴリーのアップデートの方法(シルバーからゴールド等)

A : 新しく申請する必要がございます。



 

8. PVIP(マレーシア・プレミアム・ビザ・プログラム)


MM2Hの取得を検討される際に、比較となってくるPVIP (Malaysia Premium Visa Programme) についても以下に記載いたします。本制度は、海外の富裕層やビジネスマンを誘致、マレーシア経済を活性化させることを目的とし2022年10月よりスタートしました。

そのため、マレーシア国内でのビジネス並びに就労が許可されています。

要件の面ではMM2Hと近しい点もありますが、以下の通り収入証明を提出しなければなりません。

しかしながら、滞在義務や不動産購入を紐づける必要もないため、長期でマレーシアに住む予定がある方には適しています。


 
ビザタイプ 有効期間 年齢 資産証明 収入証明 現地銀行での
定期預金額
不動産購入 滞在義務 参加費 就労
プレミアムビザ 20年 規定なし なし

年収が RM480,000以上もしくは月収 RM40,000以上

RM1,000,000以上
(約3,400万)
必要なし なし RM200,000
(帯同者RM100,000 / 名)




ご希望の方は弊社が日本語窓口となり、現地提携業者を利用して申請を進めることが可能です。

MM2Hの場合は不動産購入と併せてトータルにサポートいたします。




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