クアラルンプールの賃貸契約の流れ

 

 

KLで住居を借りる際の契約の流れを説明します

 

1. 内覧

不動産エージェントに連絡し、希望の物件を内覧します。
エージェントのつてがない場合は以下のポータルサイトから探すことが一般的となります。

>>> 現地ポータルサイト

マレーシアの物件は日本と違い、家具完備で賃貸することが一般的となり、スーツケース一つで入居することも可能となります。



 

2. 物件選定、条件交渉


気に入ったお部屋があれば、オーナーに条件交渉をしましょう。
※具体的には不足している備品の購入や賃料となります。

法人契約で2年契約等の契約であれば値引きを受け入れるオーナーが多いです。入居後はオーナーと直接やりとりする場合が多く、オーナーの人柄も可能であれば内覧時に確認しておいた方が良いです。中には大家業が素人のオーナーもおり、入居後の不具合等の対応がスムーズにいかない場合があります。



 

3. LO (賃貸申込書)署名、手付金の支払い


お部屋が確定すれば申込手続きを行います。業者が準備した書面(Letter of Offer)に署名し、手付金(賃料一ヶ月分)を指定口座に支払います。

そのあとにオーナーが同書面に署名して仮押さえが完了となります。

審査書類は、個人の場合はパスポートコピーと就労を証明できるもの、法人の場合は藤本等になります。
※リタイアされている方はビザページのコピーの提出で問題ありません


※ Letter of OIffer サンプル



 

4. 契約


上記仮押さえ完了後は賃貸借契約書(Tenancy Agreement) に署名となります。エージェントが用意したドラフトを事前によく確認することが重要となります。マレーシアでは日本と違い、定借となり、途中解約が難しくなります。早期退去に関する特約等は事前にオーナーと協議しておきましょう。

内容が問題なければ借主→オーナーの順で署名となります。

オーナー署名後は役所で印紙され1冊が借主に返ってきます。



 

5. 契約金の支払い


契約書署名後は契約金の支払いとなります。
前家賃は既に支払い済みなので、残りの保証金、印紙税、契約書作成代、業者手数料等を支払います。
保証金は通常賃料の2.5ヶ月分となります。



 

6. 鍵の引き渡し


契約金支払い後は契約開始日に鍵の引き渡しとなります。現地で備品の確認を行い、Inventory list (備品リスト)に署名します。

光熱費の精算のためにメーターの検診も必要となります。
※マレーシアでは光熱費の請求はオーナー名義で届き、それを代行して支払う形になります。

入居後に不具合が見つかる事が非常に多く、その時の連絡経路をしっかりと確認しておくことが重要となります。
※オーナーに直接なのか、業者にするのか等



 

7. 入居後の問題


入居したあとに不具合が発生することは多々あります。現地では一般的なことなので、怒らずにオーナーまたはエージェントに連絡して修繕してもらいましょう。日本の品質と比べることはナンセンスとなります。


業者探しの方法や契約の注意点等は以下をご参照ください。

>>> マレーシアでのお部屋探し完全ガイド


弊社では現在テナント側の賃貸仲介業務はおこなっておらず、以下の管理物件のみご紹介可能となります。
ご希望のお部屋があった場合はご連絡ください。


>>> 弊社管理物件(賃貸募集中のお部屋)