マレーシアでの不動産購入の流れ(中古)


 

中古物件の購入の流れを以下に説明します

マレーシアでは手付金を支払ってから引き渡しまで 3 - 5ヵ月程度 かかる事が一般的となります。 以下に取引の流れを纏めております。


 

1.内覧

現地のエージェントをアポイントして物件を内覧します。
※弊社運用サイト(KL Property Navi)もご参照ください。
気に入った物件があれば、弊社担当者がご案内いたします。



 

2. 物件選定、条件交渉

希望のお部屋が見つかりましたら条件交渉(指値)します。
エージェントを通じて売主と交渉します。



 

3. LO (購入申込書)に署名、手付金(2-3%)支払い

購入が決まれば、買付依頼書(Letter of Offer)に署名し、不動産業者もしくはアポイントされた弁護士事務所の口座に購入金額の2-3%を手付金として支払います。売主は手付金の支払い後にLOに署名します。

※LOサンプル↓



 

4. 弁護士の任命、契約書作成

LOの署名後は契約書への署名となります。
マレーシアでは売買契約書は不動産取引を専門としている弁護士が作成します。
懇意にしている弁護士事務所がない場合は不動産エージェントから紹介してもらうことになります。



 

5. 契約書署名

契約書への署名は現地で弁護士の面前で行うか、各国のマレーシア大使館(日本では東京)で行う必要があります。買主の署名後に売主が署名します。


 

6. 頭金 (7-8 %)支払い

上記契約書への署名と同時に購入金額の10%から手付金支払い分を差し引いた額を売主またはアポイントされた弁護士の口座に支払います。


 

7. 各種許可取得 (州政府、開発会社等)

契約締結後はアポイントされた弁護士が各種許可の申請を行います。買主が外国人の場合は州政府の許可、物件がマスタータイトルの場合は開発会社の許可、借地権且つ区分所有権が発行されている場合は土地局の許可が必要になってきます。
※州政府の許可は申請から1-3ヶ月、開発会社の許可は2-3週間、土地局の許可は1ヶ月程度で取得できます。



 

8. 残金決済 (90%)

上記許可が取れ次第残金決済となります。売主にローンがある場合はまず担保分を支払い、担保が抜けてから残りを売主またはアポイントされている弁護士の口座に支払います。
※決済の期日は許可が取れてから90日以内が一般的となります。



 

9. 諸経費の清算

残金を支払った日を起算に各種諸経費を日割り清算します。
※諸経費一覧
 管理費
 修繕積立金
 火災保険料
 固定資産税
 光熱費(電気、水道、ガス)
 賃料、敷金(入居者がいる場合)
 


 

10. 物件の引き渡し

諸経費の清算が終了次第、鍵の引き渡しとなります。入居者がいない場合は現場で備品の確認等を行います。
※中古の取引の場合は現状での引き渡しとなることが一般的になります。したがって設備の動作確認は契約前にしっかりと行う事が重要となります。




 

11. 物件の登記

マスタータイトル(所有者が開発会社の物件)の物件を購入した場合は、土地局(Land office)から登記の通知が来た際に別途手続き(MOT)が必要になります。弁護士事務所から連絡が入りますので、弁護士の指示にしたがって手続きします。


弊社では上記手続きを全て日本語でサポートさせていただいております。英語での取引が不安の方はご相談ください。


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