外国人購入価格がRM60万に引き下げ !? について解説します
以下の発表があったことにより、問い合わせが多く、勘違いをされている方が非常に多いのでここで一度見解を説明したいと思います。
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マレーシアでは外国人が購入出来る物件の価格に制限がかかっております。KL州ではRM100万、セランゴール州ではRM200万、ジョホール州、ペナンもRM100万となっております。
政府に来年度の予算案で上記の事が織り込まれております。
これを受けて以下のような声を多くいただきました。
「RM60万から買えるようになったんですねー、また買う人増えそうですね」
「KL州だけじゃなくてセランゴール州も適応でしょうか」
「中古も適応でしょうか」
答えとしては、「まだ確定でないので分かりません!」となります。
弊社としては記事の内容から現状以下の理解をしております。
・コンドミニアムのみ適応
・開発会社の在庫に限り
・適応されるのはKL州は確実で他の州は各州で決定する
現在KL都心部に関してはRM100万以下の物件(*特に新築)
は少なくなってきており、都心部がRM60万から購入出来るようになっても購入する側から見るとさほど影響はありません。しかし、売手側から見るとメリットがある場合もあり、特にRM50万~RM70万くらいの物件(都心部のStudioや1bed、セランゴール州の物件)を購入しているオーナーからすると朗報かと思います。外国人の投資家に売り抜ける事が出来るチャンスになるからです。
ただし、上記の通り適応が開発会社の在庫に限り、すでに購入したあとの転売には適応されないとすれば全く意味がない事になります。
また、セランゴール州は最低購入価格がRM200万という外国人締め出しの政策をとっており、これがRM100万に下がるだけで成約するケースは非常に多くあると考えております。
つきまして、1番期待するシナリオは中古の売買も適応かつ、セランゴール州も適応という事にまります。
正式に確定しましたら、またこちらでもお知らせしたいと思います。
いずれにしてもこうやって話題になることは良い事ですね。
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