GDP マレーシア国内総生産
マレーシア中央銀行(BNM)は2月14日、2024年の国内総生産が2023年の3.6%から5.1%となったと発表しました。
政府の目標である前年比4.8%から5.3%の中央付近の結果となりました。
BNMは、この成長は主に内需の継続的拡大と輸出の回復によるものであると述べています。
支出別でみると、民間投資が12.3%(前年4.6%)、公共投資が11.1%(前年11.1%)と大きく成長しました。
またGDPの60.7%を占める個人消費は5.1%となり前年の4.7%から成長、政府支出も4.7%と前年3.3%から成長が加速しています。
輸出は8.5%(前年-8.1%)、輸入は8.9%(前年-7.4%)と大きく伸びています。
産業別にみると、最も成長率が高かったのは建設業の17.5%で、前年の6.1%を大きく上回りました。
サービス業は5.4%とやや成長(前年5.1%)、製造業は4.2%と大きく加速(前年0.7%)、農業も大きく成長し3.1%(前年0.7%)、鉱業は0.9%(前年0.5%)となりました。
2025年のマレーシア経済は投資の堅調な拡大、底堅い家計消費、輸出拡大が成長を支えるとの見方を中銀総裁は示しています。
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