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2024年第3四半期の不動産レポート (NPIC)




マレーシア国家不動産情報センター(National Property Information Center)にて発表された、2024年第3四半期の不動産レポートの一部を以下に記載いたします。


不動産取引件数と取引割合:
住宅の割合は全体の62.8%、工業系は2.2%となりました。
取引額で最も多い価格帯はRM300,000以下の物件です。
住宅の取引件数(70,520件)と取引額(約287億リンギット)共に四半期ベースでは10年来で最高とのことです。


住宅の新規供給:
クアラルンプールで1,663ユニット、セランゴール州で2,609ユニット、ジョホールで2,943ユニット供給されています。
外国人が購入できるRM100万以上の物件は821ユニットと全体の6%です。
最も多い価格帯は、RM500,001~RM1,000,000で全体の42.6%を占めました。
物件のタイプとしては戸建てやリンクハウス等が70.1%、コンドミニアムが29.9%となり、土地付き物件の供給が7割を占めています。
またコンドミニアムの建設活動は、計画予定の物、建設が始まった戸数共に増加(2023年第3四半期との比較)しており、供給過多な状態がわかります。
住宅指数の変化(2023年度の第3四半期との比較):
コンドミニアムの成長率は-0.5%、テラス(リンク)ハウスが0.4%、戸建てが-1.2%となっています。