2025年マレーシア国家予算
アンワル首相は先月18日に2025年国家予算を連邦議会に提出しました。
マレーシアの歴史上過去最高額の4,210億リンギット(約14兆7,350億円、1リンギ=約35円)を計上した2025年マレーシア国家予算は、経済の活性化、改革の推進、国民繁栄をテーマとして掲げています。
経済見通しについては以下の通りです。
GDP成長率: マレーシア経済は堅調な内需と輸出の回復に牽引され、2025年には4.5%~5.5%の成長見込み、またサービス、製造、建設など主要セクターの成長も続くと予想されています。
財政赤字: GDPの3.8%まで削減し、更に2026年までに3%まで削減することを目標に掲げています。
歳入増加: サービス税(SST)の課税対象を高級輸入食材や手数料ベースの金融サービスなどへも2025年5月に拡大する予定で、2025年の歳入は2024年度から5.5%増の3,397億リンギットになると想定されています。
債務削減: 政府は債務残高対GDP比の削減に注力し、2024年6月に現在の対GDP比63.1%から数値を下げることを目指すとも発表しました。
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