【最新】マレーシアのコロナ対策等の状況


 

マレーシアのコロナ関連の情報をまとめています(随時更新中)

残念ではありますが、今年一年はコロナ一色の一年となってしまいました。感染抑制に重点を置いたマレーシア政府の対策等をまとめていますのでご参考にしてください。


~目次~


1. 感染者数の推移

2. コロナウイルスの影響によるマレーシア政府の出した政策の流れ

3. 日本人の入国に関して



 

1. 感染者数の推移

2021/1/12 時点における,マレーシアでの感染者数等は以下のとおりです。
 
 感染者数 141,533名
 退院者数 110,584名(全感染者数の78.1%)
 死亡者数 559名(全感染者数の0.4%)
 入院者数 30,390名


↓↓感染者数の推移




 

2. コロナウイルスの影響によるマレーシア政府の出した政策の流れ


2020年3月中旬あたりから感染者が1日当たり100人を超え、増え始めます

・2020/3/16に:MCO(Movement Control Order / 活動制限令)が発令されました *MCO=ロックダウンに近い厳しい措置


MCO詳細
主な発表内容は次の8点です。
  • ・すべての外国人観光客および訪問客(Tourists and Visitors)の入国を禁止
  • ・集会の禁止(宗教、スポーツ、社会、文化に関するイベントを含む)
  • ・宗教施設、事業所の閉鎖。ただし、スーパーマーケット、コンビニなどの生活必需品を販売する店舗を除く。
  • ・金曜礼拝を含むモスクでの全宗教行事の延期
  • ・マレーシア人の海外渡航の禁止。海外から帰国する者については、検査の受診、14日間の自宅待機を求める。
  • ・幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、職業訓練校など、全国すべての教育機関の閉鎖
  • ・すべての政府機関および民間企業の閉鎖。ただし、水道、電気、エネルギー、通信、郵便、交通、灌漑、石油・ガス、燃料、潤滑油、放送、金融、銀行、保健、薬局、消防、監獄、港湾、空港、警備、防衛、清掃、小売、食品供給の生活必需サービスは除く。
・特定業種の企業が操業を申請する場合は、オンラインで国際貿易産業省(MITI)のウェブサイトにて申請し、従業員リストを添付すること。


・2020/3/17:マレーシアで初のコロナウイルスによる死亡者が確認される

・2020/3/25に:MCO(活動制限令)が4/14まで延期される

・2020/4/1:活動制限がさらに強化される(スーパーの営業やデリバリーサービスが 8:00 - 20:00 まで)

・2020/4/7:日本で緊急事態宣言発令

・2020/4/10:MCO(活動制限令)が4/28まで延期される

・2020/4/28:MCO(活動制限令)が5/12まで延期される

・2020/5/1:5/4から多くの経済活動が許可される事が発表される

・2020/5/4:MCO終了、新たにCMCO(Conditional Movement Control Order)という条件付き活動制限令が発令される


CMCO詳細
  • 企業活動:SOP( https://www.pmo.gov.my 参照)を遵守することを条件に、ほぼ全ての経済セクターの営業が認められる。ただし、映画館,カラオケ,娯楽施設,リフレクソロジー施設,テーマパーク,ラマダンバザールや展示会は認められない。
  • スポーツ:屋内外を問わず,サッカー,ラグビー,水泳等の,身体への接触や感染のリスクを負うスポーツは、認められない。テニスやバドミントンは屋外で無観客に限り,またジョギング(10人以下の小集団でのジョギングを含む),サイクリング,ゴルフは社会的距離を遵守すれば許可される。
  • 宗教活動:モスク等宗教施設での集団によるお祈り、オープンハウス等の宗教活動は認められない。
  • 州をまたぐ移動:ハリラヤアイディルフィトリのお祝いを含め、州をまたぐ国内旅行は認められない。仕事への移動の場合及び実家に取り残され自宅に戻れていない人のみ、州をまたぐ移動が認められる
  • 学校:全ての学校は、大学等の高等教育機関を含め、閉鎖を継続する。
  • レストラン:経営者は,テーブルを少なくとも2メートル離すこと,顧客の社会的距離の確保,支払いカウンター前の社会的距離確保(1メール以上),手指消毒液の準備,テーブルの確実な清掃,従業員のマスク着用の義務づけ,入店時の顧客の検温,顧客の氏名・電話番号や来店日時の記録等の諸作業をすべて実施しなければならない。
    飲食: クアラルンプール市役所(DBKL)からの食品を提供する許可や税関局からの酒類販売許可 等、必要な許可を得ている限り、飲食の場や酒類を提供する店舗はCMCO下で営業可。
    以下の活動は定められた時間内で活動可
     •レストラン、フードコート、ホーカーセンター、沿道の屋台、フードトラック、移動式屋 台:午前7時から午後10時まで。
     •卸売市場、遮蔽されたウェットマーケット:午前6時から午後6時まで。
     •生鮮食品市場:午前7時から午前11時まで。
    物販:以下の活動は定められた時間内で活動可。
     •ミニマーケット及び雑貨屋:午前8時から午後8時まで。
     •コンビニ:午前8時から午後10時まで。
     • 家具店、金取扱店、電化製品店、書店、文房具店、ハードウェア店、ペットフード店、眼鏡 店:午前10時から午後8時まで
     • ショッピングセンター、デパート薬局衣料品店、小規模専門店、化粧品店:午前10時 から午後10時まで。
  • 公共交通機関の利用:利用者に対しては,鼻と口が隠れるマスクの着用,手指消毒液の携行を推奨する
  • 企業活動:雇用主は,時差出勤を奨励し,混雑緩和対策をとること。毎日雇用者の検温を実施すること。営業を再開したとしても可能な限り,自宅から仕事をするように促すこと。感染の症状が疑われる場合は早期に受診をさせること。職場の清潔を保ち,一人一人が感染防止策を徹底すること。
  • 保育所:保育所も営業が許可されるが,子供への感染防止の観点から,家庭での保育が可能なように,各企業の雇用主は,家族が交代でテレワークできるような環境作りに努めること。
  • 公共セクター:公共セクターも5月4日から営業が再開される。会議は可能な限りオンラインで実施すること。


・2020/5/10:CMCO(条件付き活動制限令)が6/9まで延長される

・2020/6/6:6/10から理髪店、美容院、6/15からナイトマーケットが再開許可が発表される

・2020/6/7:6/10から8/31までCMCOからRMCO(Recovery movement control order)という回復のための活動制限令に変更する事が発表される

  • 【RMCOで新たに許可される事項】
    州を越える移動(強化された活動制限令(PKPD,EMCO)対象地域を除く)
  • ・国内旅行
  • ・理髪店・サロン
  • ・青空市場,朝市,夜市,バザール,フード・コート,フードトラック,ホーカーセンター,屋台
  • ・博物館・美術館
  • ・屋内の大道芸
  • ・セルフ式ランドリー
  • ・釣り堀
  • ・会議・ワークショップ
  • ・映画撮影
  • ・一部のスポーツ・レクリエーション活動等(トレーニングを含むいくつかの活動)
    ・サイクリングやツーリング等の野外の集団活動。ただし,以下の禁止事項を除く
  • ・屋外での販売を含む商業活動
  • ・ハリラヤ・アイディルアドハのお祝い(宗教活動)*人数制限の緩和。SOPが発出される
【RMCOも引き続き禁止される事項】
  • ・(マレーシア人の)国外渡航
  • ・スポーツ大会の開催。スタジアムや公共プールにおけるラグビー,レスリング,サッカー,ホッケー,バスケットボール等,人との接触や,大勢の応援者や観衆を伴う活動。
  • ・パブ,ナイトクラブ,娯楽施設,リフレクソロジーセンター,カラオケ,テーマパーク,宗教関連の行進,祝宴,オープンハウス等,人々が密集する状況に陥る活動。
【RMCO期間中に段階的に許可される事項】
  • ・学校の再開、教育機関の再開
    ・マレーシアのモハマド・ラドジ・モハマド・ジディン教育相は6月10日、インターナショナルスクールを含む国内の中等学校を6月24日に再開すると明らかにした。まずは、進学試験を控えた学年から再開し、その他の学年は追って判断する。
  • ・保育園は6月1日から再開
    ・日本人学校 幼稚部は7月1日(水)から再開されます。

・200/7/16:日本人学校再開

・2020/8/28:RMCO(回復のための活動制限令)が12/31まで延長する事が発表される

・2020/10/7:10/9からセランゴール州の一部地域にCMCOを発令すると発表

・2020/10/12:10/14から10/27までクアラルンプール首都圏でCMCOを発令すると発表


CMCO詳細
  • ・州をまたぐ移動が禁止。ただし、仕事目的の場合は移動が可能となります。
  • ・一世帯につき2名のみが、生活必需品を購入するための外出が許可されます。
  • ・学校、幼稚園、私営・公営の高等教育機関、モスク、礼拝所は閉鎖。
  • ・全てのスポーツ、レクリエーション活動、社会活動及び文化活動は不可。
     また、エンターテインメント施設やナイトクラブも引き続き営業不可。
  • ・全ての経済活動については、引き続き通常どおり行うことができます。

  •  
・2020/10/26:首都圏のCMCOを11/7まで延長の発表

・2020/11/7:首都圏のCMCOを12/6まで延長の発表


・2020/12/5 : 首都圏のCMCOを12/20まで延長の発表 
 
※ただし、移動制限は解除されRMCOに近い水準まで緩和

・2020/12/18 : 首都圏のCMCOを12/31まで延長の発表 

・2021/1/12 : 首都圏含む全6州において1/13から2週間のMCOを発表 
 ・飲食店 午前6時~午後8時(ただし、持ち帰りのみ許可。店内の飲食は禁止)
 ・フードデリバリー、薬局、コインランドリー、ペットショップ、コンビニ 午前6時~午後8時
 ・ガソリンスタンド 午前6時~午後10時(高速道路沿いは24時間可)
 ・医療機関 24時間
 ・朝市 午前7時~午後2時(夜の市場は禁止)
 ・卸売市場 午後12時~午後4時

 ・2021/2/2 : 上記MCOを2/18まで延長  


・2021/3/2 :3/5からMCOからCMCOに移行。州またぎは引き続き禁止されるが、KLとセランゴールは1つの州とみなし移動は許可される。 New
 

 

3.  日本人の入国に関して

2021/1/13日 現在、滞在ビザを所持している方のみ入国が許可されております。マレーシア現地到着後はホテルで10日間の隔離が義務付けられております。

就労目的で新規に入国して来られる方は増えている印象で、会社次第となりますがビザの承認もちゃんと対応されていると感じております。

再度厳しい活動制限(MCO)が敷かれており、引き続き観光・ビザ無しでの入国は出来ませんが、政府からの発表を注視していきます。

感染対策等出来る事はしっかりやっていきましょう。



Hallfield