
経営層において、マレーシアの最高技術責任者(CTO)の年収上限が前年比27%増の2,800万円となり、
前年と変わらず2,600万円だった日本を上回りました。
また、ITディレクターなどの職種でも、マレーシアの年収上限は最大2,800万円に達し、日本の2,500万円を上回っています。
さらに、電子分野の研究開発ディレクターの年収は、マレーシアで1,800万円、日本では1,500万円となり、
各分野の管理職以上に相当する役職の年収は日本を上回ってきていることがわかります。
Haysスペシャリストリクルートメント・ジャパンのマネージングディレクターであるグラント・トーレンス氏は、日経アジアの取材に対し、
「マレーシアでは近年、給与が積極的に上昇している」と述べました。
この成長は、強力な外国直接投資と、マレーシア北部に位置するペナンでの半導体拠点育成を進める政府の取り組みに支えられているとのことです。
一方、業界関係者は、マレーシアのテック人材が常に日本より高い給与を得ているわけではない事も指摘しました。
しかしながら、特に上級職や高度専門職においては、その差は縮小しており、場合によってはマレーシアの方が高くなるといった状況にあります。
今後、東南アジアを超えてアジア全域延いては世界での通用する経済成長を見据えるにあたって、
特定の職種、ポジションに限らず全体として給与の高水準化が進んでいくことを期待します。